江戸落穂拾 せんすのある話2
¥ 1,700
この二月に、「せんすのある話2 」として、『江戸落穂拾』が出ます。
ミレニアムに始まった「せんすのある話」の連載も五年間にわたり、六十回を超えました。
先に、その三十一回分を『せんすのある話』として出版しましたが、それに続く三十一回分をこの度上梓することになりました。
単行本として刊行するに当たり、独立した本として読めるように、大巾に手を入れ、単に、今迄の掲載文をまとめただけでなく、書き落としたことや、書き足りなかったことを補筆し、紙数の都合でカットしたものを加えるなど、内容をより充実させました。
前著との一番の違いは、今回は題材をすべて江戸時代からとったことで、そのことから、書名を『江戸落穂拾』として、『せんすのある話 Ⅱ 』を傍題とさせて頂きました。
序文を寄せて下さった小山観翁さんが、その中で、「この本は、どうやら江戸文化に関心を抱く人々の、よけて通れない虎の巻」と書いて下さり、著者としては何とも面映い限りですが、現在江戸ブームで数多くの本が出ている中で、一味違う本として評価して頂ければ幸いです。
平成の横丁の隠居記
以上、2006年2月の出版に際しての著者による紹介文より
収録内容
『扇面亭伝四郎(一)、書画会』
『扇面亭伝四郎(二)、玉菊』
『扇面亭伝四郎(三)、玉菊の三味線』
『扇面亭伝四郎(四)、百文書画会』
『清元「梅の春」(一)、毛利元義』
『清元「梅の春」(二)、清元節』
『清元「梅の春」(三)、川口お直』
『京都 金福寺』
『近江牛は旨かった』
『御能拝見と角屋敷』
『異文化の渡来(一)、「皇帝の歌」』
『異文化の渡来(二)、懐石料理とフランス料理』
『隠語・符丁(一)、麻布で気が知れぬ』
『隠語・符丁(二)、七兵衛』
『襲名披露興行(一)、睨み』
『襲名披露興行(二)、七、八代目團十郎』
『襲名披露興行(三)、遠山の金さんと天保改革』
『襲名披露興行(四)、八代目團十郎』
『襲名披露興行(五)、河東節連中』
『襲名披露興行(六)続河東節連中』
『写楽』
『芳澤あやめ』
『「ダンデイズム」東西(一) ボー小伝』
『「ダンデイズム」東西(二) 粹・いき』
『「ダンデイズム」東西(三) 「いき」のパターン』
『「ダンデイズム」東西(四) 大和屋文魚』
『山田検校(一) 源照寺』
『山田検校(ニ) 墓表』
『山田検校(三) 知られざる一面』
『長唄の成立(一)原武太夫の覚書』
『長唄の成立(二)、ぬめり、楓江』
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